書道・水墨画などの文化を通じて歴史的文化財保護保護・国際文化交流を行うNGO団体です。国内旅行・海外旅行の手配も行っております。

「第２回三国志を書こう」 《報告書》 去る8月31日漢中武侯祠にお伺いさせていただき、皆様の作品をご奉納させて頂きました。今年も二千人以上の方がご参加してくださり、ご担当者に寄金として40万円相当をお渡しさせていただきとても喜んでいただくことができました。深く感謝申し上げます。漢中武侯祠も7月に中央政府に国宝としての申請を行い、市省レベル（陝西省、漢中市とも財政的には不十分）の保護修築予算の不足を補おうと努力しております。今年は成都より高速道路も開通して7時間程度で武侯祠に到着します。2006年には西安漢中間の高速道路が開通する予定ですが、3千ｍを越す秦嶺山脈を抜けて漢中に入る工事は難工事で、予定より遅れているとのことです。道すがら、すれ違ったトラックの若者グループが武侯祠の所在を私どもに聞いてきました。どこから来たのかと尋ねると早朝成都を出発して漢中の武侯祠、武侯墓の見学に来たとのことでした。成都と西安の中間に位置する漢中はまさに要害の地に開けた別天地に相応しく、水稲が豊に実る穏やかな気候風土は小江南ともいわれています。しかし発展が急な現代においても、三国時代と交通手段の差こそあれ、やはりその行程には厳しいものがあります。写真ではお解かりいただけないかもしれませんが、祠内の修築も徐々に進んでおります。が、如何せん清末より大規模な修復は行われず、多くが手付かずの状況にあります。孔明公丞相府建築時より植えられた柏十数株（樹齢約1800年）の古木や早蓮樹などの貴重な植物があり、今春に病気になった早蓮樹を治療したところ3万間（約45万円相当）を要したとのことでした。「陰極まれば陽となる」の言葉どおり、極まった感のある武侯祠ですが、境内の一部を武侯祠賓館として土地を政府に貸し出し、廟堂の自力での維持修繕にも懸命です。こんなに真面目な武侯祠ですから、今後の10年で陽に転じ大いに変貌することを期待します。私どもも力の限り応援したいと願っております。漢中武侯祠支援「三国志を書こう」書道奉納事業を今後10年間継続して頑張ってみたいと考えています。その時には面目一新した武侯祠がそこにあると思っていただき、書道を通じて皆様とともに漢中の天下第一武侯祠を支援し、三国志遺跡の保護に努め、中日の歴史観の共有が図られたならば本望と思います。今後とも何卒よろしくご尽力ご協力のほどお願い申し上げます。 　 株式会社文物文化国際旅行社（東京都知事登録旅行業第3-4398） NGOセクション　TEL;03-5620-0936　海外旅行セクション　TEL:03-5639-3603 〒１３５−００４７　東京都江東区富岡１−２３−１３　Sビル３階　TEL:；０３−５６３９−３６００

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